両氏は、国際関係および2国関係の焦眉の問題について幅広く議論し、「建設的で平等かつ互恵的基盤における相互協力の安定と発展に関する積極的な共同作業への意気込み」を示した。露大統領府広報部が伝えた。
両首脳は、2国間関係の主な問題について意見交換し、両国のビジネス界の貿易・経済関係を回復させる重要性を指摘した。
またプーチン大統領とトランプ大統領は会談の多くの部分をシリア情勢やテロとの戦いに関する問題に費やし、プーチン大統領は、米国を国際テロリズムとの戦いにおけるもっとも重要なパートナーとみなしていると強調した。
露米首脳は、中東やアラブ・イスラエル紛争の状況について話し合ったほか、イランの核プログラムや朝鮮半島情勢についても議論した。
また両首脳は、会談の日時や場所について検討するよう指示し、定期的なコンタクト(交流)を維持することで合意したという。
先に伝えられたところ、トランプ氏の米大統領就任後、ロシア当局の受け止め方では「オバマ前大統領時代に完全に落ち込んでしまった」露米関係の改善が始まるものと期待している。