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北朝鮮の支配カーストは、外貨で「ぜいたく」を買っており、外貨は大量破壊兵器開発にもまわされている。なお脱北者らによると、外貨獲得問題で中心的役割を担っているのは、世界中にある北朝鮮大使館だという。北朝鮮の外交官らは、象牙、サイの角、金の密輸に関与したほか、バイアグラや通関手続きをしていないアルコール飲料を販売していた。記事の中では、このように述べられている。
スコロ氏によると、北朝鮮の最も重要な代表機関の一つはベルリンにあるという。なお現在、在ベルリン北朝鮮大使館で正式に認められている外交官は10人未満。北朝鮮の外交官らは、大使館の建物の一つを空にして修理し、そこを宿泊施設City Hostel Berlinにした。4台のベッドがある部屋の価格は17ユーロ、さらに5.5ユーロを支払うと朝食が付く。なお「大都市の脈動に」をスローガンに自らを宣伝する宿泊施設は、常に宿泊客でいっぱいで、主要ポータルBookingやTrip Advisorでも予約できるという。
一方、ドイツ当局はこのようなビジネスを終わらせる意向。記事によると、連邦政府は、北朝鮮が行った最近の核実験から2か月後に採択された国連安保理決議第2321号に基づき、施設の営業を禁止する方針を固めたという。
先の報道によると、北朝鮮の対外貿易構造は、ソ連モデルと大きく異なっている。