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北朝鮮は、再び弾道ミサイルを発射した数時間後、このような声明を表した。ミサイルは日本上空を通過し、太平洋上に落下していることから中距離型であったと推測されている。
北朝鮮の国連大使は、最近のミサイル発射には直接言及しなかったものの、米国の「挑発行為と圧力」は、北朝鮮が必要な対抗措置を講じるための新たな根拠を生みだすだけだと述べ、「米国は、それによる壊滅的な結果の全責任を負うことになる」と強調した。
また大使は「米国が朝鮮半島周辺に大規模な軍隊や戦略手段を展開し、朝鮮半島情勢を爆発する危険性が極めて高いレベルへ導いていることは争う余地のない事実だ。米国が核戦争を想定した演習を続け、核実験モラトリアムを維持し、半世紀以上にわたって脅迫を利用しているのも、これを促進している」と述べた。
なお米国のロバート・ウッド軍縮大使は記者団に、北朝鮮のミサイル発射について「新たな挑発行為」であり「大きな問題だ」と述べ、この後開催される国連安保理で議論されると語った。
日本政府代表の高見沢将林軍縮大使も北朝鮮のミサイル発射を非難し、航空機と船舶への危険を生じさせていると指摘した。
これより前、ロシアのラブロフ外相は、朝鮮民主主義人民共和国による29日のミサイル発射を受け、 ロシア政府は北朝鮮が安保理決議を全て順守するよう強く求めると述べた。