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調査はインターネットを利用する人のうち、スマートフォンを所有する全国の20代~50代の社会人男女800名を対象にアンケート形式で実施された。
この中で「あなたは『男性専用車両』の導入を希望しますか」と質問したところ、「希望する」と回答した人が全体で53.8%と過半数を超えた。年代別では、男性は20代で「希望する」と答えた人が33%、「やや希望する」と回答した人が30%で合計63%となり、他の年齢層と比べて著しく高かった。また若い男性ほど、男性専用車両の導入を望む割合は高くなっている。
一方、年代別のこの傾向は女性には当てはまらない(「希望する」「やや希望する」の合計が最も低かったのは30代)が、全年代で60%近くが男性専用車両を希望していると答えた。
今回の調査では男性専用車両を望む理由は質問されていないが、以前の調査では男性専用車両を希望する男性は、混雑した車内で痴漢と間違われる可能性をその理由に挙げている。
ただ、男性専用車両を望む声は多いものの、実際に導入されるかどうかは不明だ。女性が女性専用車両に乗ることが義務ではないこと、そして30代男性のほぼ半数とより上の年代の男性の過半数が男性専用車両を望んでいないことを考えると、従来通り女性専用車両以外は男性女性どちらも使うという方法が、混雑を少しでも緩和することに役立つのではないか、という意見もあるかもしれない。