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協会は単にゴシック趣味の人ではなく、生理学的特徴を持った人々を1つにしているとして、スプートニクのインタビューに対して協会のダヴィデ・サンタンドリア会長が次のように語った。
「イタリア吸血鬼協会は私が2013年に設立した正式な組織です。私のような本物の吸血鬼を1つにして、そうした人々の権利のために戦います。さらに、米国の吸血鬼研究を基に医学的テーマも取り扱います。米国ではこの現象はすでに30年間研究されています。イタリアの協会には2000人います。
もう1つ吸血鬼特有の特徴があり、それは骨折後に骨組織の治りが早いことです。例えば、ある時私は肋骨を4本折りました。医者は完治に2ヶ月だと述べましたが、10日後には私はもう完全に健康でした。加えて、私たちの生活リズムは『反転』していて、夜中にスーパーアクティブになり、昼には寝たくなります。
さらに、本物の吸血鬼には超感覚的能力を有しているものもいます。ものや人に触れることで過去を見たり読んだりできるサイコメトリーのことです。この能力のおかげで、警察と協力関係にある吸血鬼もいます。また、私たちの五感はより発達したものです。これらの特徴は全て、米国の医者によって記録されています。
私たちの協会にはこの点で非常に厳しい規則があります。血を通して病気にかかりかねないですからね。何より、ドナーは未成年であってはいけず、未成年は入会もできません。血は無報酬ベースで提供されます。提供前にドナーは健康であることを保証するため、最近の血液検査の結果を提出する必要があります。
現在私たちはメルドラで吸血鬼モノのテレビドラマの撮影を進めていて、私は吸血鬼ホルス(Horus)つまり自分を演じています。墓場や首への噛みつき、その他の映画上のファンタジーからかけ離れた本物の吸血鬼の日常生活についての初のテレビドラマになるでしょう。本当の吸血鬼は今に至るまで描かれているようなモンスターではありません。法執行機関と協力するものもいる普通の人間なのです。」