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両首脳は、「これらの措置は憲法改正や、国連の監視のもとでの最も高い国際基準、透明性、説明責任の遵守のもと、ディアスポラのメンバーを含む全てのシリア人に参加の権利を与える自由で公正な選挙を含む決議の完全な遵守を意味する」と確認した。
さらに共同声明には両首脳が「国連安保理決議第2254号に則って、シリアの主権、独立、統一、領土の一体性、世俗的性格の遵守を確認した」とある。
「両首脳は米露軍安全保障やダーイシュ(イスラム国、IS)との戦いを行うパートナーの部隊を伴う危険なインシデントの予防のため、現行の軍事通信チャネルを維持することで合意した。」
それに加えて露米首脳は国連加盟国に今後数ヶ月間、シリア支援への貢献を増やすよう呼びかけた。
さらに声明には「最後に、プーチン大統領とトランプ大統領はシリアにおける暴力の低減、停戦合意の遵守、妨害のない人道的アクセスの向上そして衝突の最終的な政治的解決の条件の作成にむけた一時的な措置として、緊張緩和地帯(安全地帯)の重要性を確認した」とある。
双方はまた、昨年7月にドイツ・ハンブルクで行われた会談で合意に至ったシリア南西部における安全地帯設定の実現プロセスについて話し合った。
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