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ドナルド・トランプ米大統領は先日、米国がクリミアをロシア領と認める可能性を問う記者団に対し「様子を見ていく」と述べている。
米ウェブメディア「Buzzfeed(バズフィード)」によると、6月にカナダ東部のシャルルポワで開催された先進7ヵ国(G7)首脳会談においてトランプ氏は、クリミアをロシア領であると公言している。この際、米ホワイトハウスはトランプ氏の発言を撤回しなかった。
2014年3月に実施された住民投票の結果を受け、クリミアのロシア帰属が決定された。クリミア、セヴァストポリの両住民のそれぞれ96.77%、95.6%が賛成の意を示した。プーチン氏は、クリミア住民は国際ルールや国際連合憲章に則った民主的な方法でクリミアのロシアへの帰属に投票したと述べた。同氏はまた、クリミアを巡る問題を「終結している」ものとした。
一方、ドミトリー・ペスコフ露大統領報道官は、クリミアを巡る問題は露米首脳会談における議題ではないとの考えを示した。露米首脳会談はフィンランドのヘルシンキにて7月16日に開催が予定されている。
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