エリツィン・クリントン両元首脳によるプーチン氏の人物評、公開

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クリントン元米大統領の図書館サイトに、エリツィン初代ロシア大統領(1991〜99)との会話の書き起こしが公開された。1999年9月8日の電話会談でエリツィン氏は、後継者としてプーチン現大統領を選んだと明かしていた。

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エリツィン氏はクリントン氏に後継者の詳細を語った。

「まもなく、この数日以内にプーチン氏と会うでしょう。今のところ、彼がどういった人物かを知ってもらうために、彼について話したいと思います。2000年に次期ロシア大統領になれる人物を検討するには多くの時間が必要でした。」

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「彼は信頼のおける人物で、担当分野にあることを良く知っていると私は明らかにしました。また、彼はよく考えて行動し、強く、非常に社交的です。そして彼はパートナーと良い関係を容易に築き、接触できます。あなたが彼を優れたパートナーと見なすことを確信しています。2000年、彼は候補者として支持されると自信を持っています。私たちはこれに向けて動いています。」

両首脳が次に言葉を交わしたのは1999年11月19日。会談の際だった。書き起こしによると、会談の終わりにクリントン氏は、選挙で当選する人物をエリツィン氏に尋ねた。

「プーチンです、もちろん。彼は私の後継者になります。彼は民主主義者で西側を知っています。」

「彼は非常に賢い」とクリントン氏が指摘すると、エリツィン氏は付け加えた。

「彼は手強いですよ。内側に軸を持っている。彼が当選するよう出来る限りのことはします。もちろん、合法的に。そして彼は当選します。あなた達は共にビジネスを進めるでしょう。彼は私が選んだ民主主義と経済への方向性を継続し、ロシアのコンタクトを広げるでしょう。彼には成功を収める活力と知性がある。」

この会談から1ヶ月半後の1999年12月31日、エリツィン氏は退陣を発表。同日、プーチン氏は大統領代行に任命された。2000年3月26日、大統領選挙で52.94%の票を獲得し正式に大統領として選出された。

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