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学者らは、睡眠時間と心血管疾患発症の関係を調査した。過去に心臓に問題がなかった100万人以上の成人を対象に11回の検査が行われ、そのデータを分析した。
検査では3つのグループに分けられ、1つのグループは1日8時間以上、2つ目のグループは6時間未満、3つ目のグループは6~8時間の睡眠をとった。
結果、1日6時間未満の睡眠は、虚血性心疾患や脳梗塞のリスクを11%増加させ、8時間以上の睡眠は33%高めることがわかった。
したがって、様々な程度における睡眠不足も過剰な睡眠も、約9年半の平均フォローアップ期間中に心臓病や脳卒中が発症するリスクを高めることが明らかとなった。
学者らは、睡眠の間隔が短いことが健康に重大な害を及ぼすことは恐らくないと指摘したが、実験の結果によると、「寝すぎ」を避ける必要があるという十分な証拠が得られている。