オスプレイ、横田基地に正式配備:離発着回数ベトナム戦争なみ、騒音被害拡大の懸念

© AP Photo / Koji UedaАмериканский военно-транспортный самолет C-130 Геркулес на авиабазе Йокота в Японии
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1日、米空軍の輸送機CV22オスプレイが5機、横田基地に正式に配備された。同機は4月、横田基地に初めて飛来し、6月から常駐してきた。正式配備前も定期的に訓練が行なわれてきたが、今後は首都圏をより頻繁に飛行するとみられている。オスプレイ配備に反対してきた東京平和委員会の岸本正人事務局長に話を聞いた。

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岸本さんによれば、横田基地に配備されているC-130輸送機の場合、訓練などがあるときは、直前ではあるが、周辺自治体には通知が来ている。しかしオスプレイについては、訓練計画や運用についてはっきりした説明がない。

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岸本さん「地元の防衛局が横田基地のオスプレイを目視しているのは朝から夕方5時くらいまでです。夜間に何回発着したかというのは、防衛局ではカウントしていません。そこで、有志や、近所に住んでいる方が可能な限り目視してきました。結果、平日は毎日午後4時くらいから、遅いときは午後10時くらいまで、訓練していることがわかりました。正式配備となった今、さらに訓練が激しくなるのではと懸念しています。一番の問題は夜間の飛行訓練が増えることです。オスプレイの場合は通常の飛行機と違い、旋回したり、今まで飛ばなかったところを飛んだりと、騒音の被害範囲も広がります。これらの目視結果をデータにして国へ要請したいと考えています」

地元首長が、オスプレイ正式配備の決定は「なし崩し的だ」と憤る中、小野寺五典防衛相は正式配備にあたり「周辺住民の生活への最大限の配慮が大前提」と述べた。しかし、オスプレイが飛び続ける限り、住民が騒音と振動から逃れることはできない。

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岸本さん「オスプレイ配備前から、横田基地での離発着回数は一年に一万回を超えていました。この数はベトナム戦争時並みです。これにオスプレイが加わることで、更に離発着の頻度が増えれば、それだけ騒音も増します。また、オスプレイは低空飛行・低周波で振動がひどく、感じ方が普通の飛行機とは違います」

地元の市民団体は27日にも、オスプレイ配備反対の大規模集会を予定している。

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