このスキャンダルの背景には、トゥトベリーゼ門下のアリーナ・ザギトワ選手(17)が競技大会への出場を一時停止すると発表したことにある。
この電撃的な発表を受け、ソ連功労コーチのタチアナ・タラソワ氏は、ザギトワ選手はもう大会に復帰しないだろうと予想し、またプルシェンコ氏は、ザギトワ選手が自分より年の若い選手との競争を恐れたからだろうと推測した。この2人の持論に対し、トゥトベリーゼのチームは彼らを批判することで対応した。
プルシェンコ氏は「私はこういうことは全く好みませんし、自分が触れられない限りは、誰かについて触れることはしないようにいつも努めてきました。このような議論は無駄です。すべてはリンクの上の結果で証明すべきです」と強調した。
しかしこの一件に関してマスコミの場で議論するのは、プルシェンコ氏は「悪いことではない」と述べている。
プルシェンコ氏は「ロシアの人々はスキャンダルが好きだし、はらはらしながら見守っていますよ。それはロシアに限らず、世界も同じです。トゥトベリーゼコーチとの論戦は世界のあらゆる言語に翻訳されていますからね」と語る一方で、結局は「各々が自分の結論を出したんです」と述べている。
「今度対決する時は、私たちは別の形で解決するでしょうね!」とプルシェンコ氏は締めくくった。
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