ペスコフ報道官は元フィギュア・スケーターで妻のタチヤナ・ナフカ氏とともに新型コロナウイルスへの感染が確認され、病院で処置を受けている。
露コメルサント紙の取材に対し、ペスコフ報道官は直近の1か月間でプーチン大統領との会議はいずれもオンラインで実施しており、濃厚接触はなかったと答えた。
入院中のペスコフ報道官に代わって補佐官が代行で業務にあたっていることから、プーチン大統領の職務に支障はないとしている。ペスコフ報道官は症状が妻のナフカ氏に比べて重いことから、職務復帰には時間がかかる模様。
ペスコフ報道官は5月12日、新型コロナウイルスへの感染が確認された。同氏は直属の部下に感染が確認されたため、5月1日から自宅隔離を行っていた。その後、咳や37度以上の発熱など、新型コロナウイルスの感染症状が確認されたため、PCR検査を受けたところ陽性反応が確認されたという。病院でサーモグラフィーによる検査を受けたところ、肺炎が両方の肺に広がっていたため早急に入院した。
ペスコフ報道官は先に感染が確認されたミシュスチン首相とも連絡を取り合っており、ペスコフ報道官によればミシュスチン首相はほぼ回復し、職務に復帰できる状況にあるという。「このウイルスは手ごわく、非常に攻撃的」として、ペスコフ報道官は新型コロナウイルスの脅威を強調した。
ロシアで新型コロナウイルスの新たな感染者数は過去24時間で1万28人に達し、国内の感染者数は計24万2271人となった。死者は96人増え、計2212人となった。
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