Appleは13日、オンライン発表会を開き、ティム・クック最高経営責任者(CEO)が最新のスマートフォン「iPhone12」を発表した。
全部で4機種あり、いずれも最新の高速・大容量通信規格「5G」に初めて対応しているほか、カメラの性能を向上させ、写真や動画をより鮮明に撮影できるという。
このうち標準サイズの機種の日本での価格は、8万5800円からで、10月16日から予約を開始。23日には発売開始される。
5G対応のスマートフォンは、ソニーや韓国のサムスン電子、中国のファーウェイ、米国のグーグルなどが既に発売しており、これで主要メーカーの製品が出揃った。
新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な景気の悪化で、スマートフォンの出荷台数は落ち込んでいる。メーカー各社は5G対応の機種で需要の喚起を期待していて、競争が激化する見込み。
カナダのビジュアルコンテンツ制作会社「ヴィジュアル・キャピタリスト」の調査によれば、人気スマートフォンのメーカーランキングでは1位、2位をそれぞれ韓国のサムスン、中国のファーウェイが占め、米Apple社は3位にとどまっている。
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