報道によれば、現在、iOS 14はGoogleを通じてインターネット上の情報を検索することができる。このほか、Apple社はこれまで以上に、検索技術のアーキテクチャの開発と実現に関わるプログラマーの数を増やすことになる。
2年前、Apple社はGoogleの検索エンジンの主要な専門家の1人であるジョナ・ジャンナンドレア氏を引き抜いた。さらに、2020年の企業利益が5500万ドル(約57億円)の水準となることが予想されることから、同社への長期投資も可能となる。
Apple社の独自の検索エンジンへの関心は、Googleの親会社であるAlphabetに対するこの間の米国司法省の訴訟に関連している可能性がある。同社は検索およびインターネット広告の市場独占で提訴された。たとえば、Googleは、Apple社のインターネットアプリであるSafariに内蔵された唯一の検索エンジンとなっている。
Apple社は独自の検索エンジンを持つことで、Googleとのパートナーシップが違法だとされた場合に代替品を探す必要がなくなる。