西側の集団は意図的に欧州安全保障システムを壊し、NATOは東方に動いている=プーチン大統領

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プーチン大統領 - Sputnik 日本, 1920, 16.08.2022
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ロシアのプーチン大統領は第10回国際安全保障モスクワ会議で演説し「世界の状況はダイナミックに変化しており、多極的な機構の輪郭が形成されつつある。このプロセスを妨害しているのは西側のグローバリスト勢力であり、あらゆる手段を用いて代替的・主権的な発展の道程を阻止しようとしている。そうすることで米国とその属国は自身の支配の維持を目指している」と述べた。

「それが、いわゆる集団的西側が意図的に欧州安全保障システムを破壊し、新たな軍事同盟を構築している理由だ。NATOブロックは東方に動いており、ミサイル防衛システムの配備や攻撃力の強化など、軍事インフラを拡大しつつある。言葉の上ではこれは偽善的に欧州安全保障強化の必要性として宣言されているが、実際に起こっていることはちょうど真逆になる」

プーチン大統領はさらに、覇権を維持するために西側に必要なのは紛争であり、まさにその理由で西側諸国はネオナチ思想の普及やドンバス住民の大量殺戮に目を瞑ってきた、また重兵器を含む武器をウクライナに供与し、現在も供与し続けていると語った。
これら条件下において、国連憲章に完全に従ったうえでウクライナで特別軍事作戦を実施する決定に至ったとプーチン大統領は強調。大統領は、作戦の目的は明確かつ正確に定義されており、それはロシアおよびその国民の安全確保、ドンバス住民をジェノサイドから守ることにあると述べた。
ロシアは今後も国益を守り、同時にロシアの同盟国を守り、全ての民族の権利と文化・文明の多様性が保証されるより民主的な世界の構築に向けて策を講じていく、と大統領は演説の中で語った。
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