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緊張高まる台湾海峡:米国はアジアの情勢を不安定化させようとしている=露外務省
緊張高まる台湾海峡:米国はアジアの情勢を不安定化させようとしている=露外務省
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ロシア外務省のマリヤ・ザハロワ報道官は、米国はアジア地域の情勢を不安定化しようとしており、米国のさまざまなレベルの訪問団が台湾を訪れていることはこのことを証明しているとの考えを明らかにした。 2022年9月1日, Sputnik 日本
2022-09-01T19:15+0900
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ザハロワ報道官は、「スプートニク」の中の自身の番組の中で、次のように述べている。また報道官は、これらの行動は、中国に対抗するためのものであると強調し、次のように続けている。そしてもちろん、これは、米国がどうしても勝つことのできない、勝つための力も潜在力もない、経済分野での競争でもあります。「しかしこのような手法でのやり方をするのです」。米政権の台湾訪問米政府の代表団の台湾訪問は、8月に実施されたナンシー・ペロシ下院議長の訪問(8月2〜3日)から始まった。これほどレベルの高い米国の政治家が台湾を訪問するのは25年ぶりのことである。台湾を自国領土の一部と見なしている中国は、これは米国が台湾の分離主義者を支持するものだとして、この訪問を非難した。中国政府は、ペロシ議長が台北を訪問する前から、米大統領府に対し、こうした挑発行為には厳しい報復措置を講じると警告していた。そして、ペロシ議長の訪問後、中国軍は台湾周辺の6つの地域で、ミサイルの射撃訓練を含む大規模な軍事演習を開始した。8月14~15日には、マサチューセッツ州出身で民主党所属のエド・マーキー上院議員を団長とする代表団が台湾を訪れている。その後、8月26日、台湾で、テネシー州選出のマーシャ・ブラックバーン上院議員(共和党)と会見した台湾の蔡英文総統は、「米国議員らの台湾訪問は、台湾が自国を防衛するという決意を強固なものにした」と述べた。台湾海峡で深まる危機これより前、中国の王毅外相は、中国に対抗しようとする米国の戦いは、何ら良い結果にならないと述べている。王毅外相は、米国の挑発行為は、台湾海峡における情勢を複雑化し、米国に対する信頼を失わせるものだとも指摘している。また外相は、地域の現状変更を目論んでいるのは、他でもない、情勢を中国抑止のために利用しようとする米国であると強調した。8月31日、台湾防衛省は、米国の対戦車ミサイル「ジャベリン」の新規購入を承認した。また台湾の張元勳陸軍参謀総長は、米国と台湾はこの武器が、時宜良く台湾に送り届けられるよう、積極的に活動していると付け加えている。さらに、台湾の中央通信社は、防衛省のデータを基に、台湾は高機動ロケット砲システム「ハイマース」の発注を11基から29基に増加する計画だと伝えている。また新たな発注には、ハイマースに搭載することができる864基の誘導爆弾も含まれていると指摘されている。なお、伝えられたところによれば、台湾政府は2023年の防衛費を5863億台湾ドル(およそ2兆6500億円)とする予算案を閣議決定した。これは過去最大の数字となっている。
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緊張高まる台湾海峡:米国はアジアの情勢を不安定化させようとしている=露外務省
ロシア外務省のマリヤ・ザハロワ報道官は、米国はアジア地域の情勢を不安定化しようとしており、米国のさまざまなレベルの訪問団が台湾を訪れていることはこのことを証明しているとの考えを明らかにした。
ザハロワ報道官は、「スプートニク」の中の自身の番組の中で、次のように述べている。
「米国は地域を揺るがしています。衝突を引き起こし、対立を生じさせ、世界を挑発しています。これが米国の主な課題であり、すでにこの地域では情勢の不安定化が起こっています。米国の考えによれば、欧州は、言ってみれば、ことは順調に進んでいます。欧州の一部は国際的な対立の中にあるからです。つまり、欧州については、―言葉は悪いですが―、彼らの課題は遂行されたということなのです。そこで、今度はアジアに目を向け、アジアの情勢を不安定化することが必要になったのです」。
また報道官は、これらの行動は、中国に対抗するためのものであると強調し、次のように続けている。
「アジア最大のプレーヤーはどこか?それはもちろん、中国です。中国は強力な世界の中心になっています。安定という見地から見ると、中国は大きく、決定的な役割を果たしています。そこで米国は、情勢を不安定化し、アジア最大のプレーヤーが課された役割を「果たせず」、今、占めている地位に「そぐわない」ということを示して見せる必要があるのです。
そしてもちろん、これは、米国がどうしても勝つことのできない、勝つための力も潜在力もない、経済分野での競争でもあります。「しかしこのような手法でのやり方をするのです」。
米政府の代表団の台湾訪問は、8月に実施された
ナンシー・ペロシ下院議長の訪問(8月2〜3日)から始まった。これほどレベルの高い米国の政治家が台湾を訪問するのは25年ぶりのことである。台湾を自国領土の一部と見なしている中国は、これは米国が
台湾の分離主義者を支持するものだとして、この訪問を非難した。
中国政府は、ペロシ議長が台北を訪問する前から、米大統領府に対し、こうした挑発行為には厳しい報復措置を講じると警告していた。そして、ペロシ議長の訪問後、中国軍は台湾周辺の6つの地域で、ミサイルの射撃訓練を含む
大規模な軍事演習を開始した。
8月14~15日には、マサチューセッツ州出身で民主党所属のエド・マーキー上院議員を団長とする
代表団が台湾を訪れている。
その後、8月26日、台湾で、テネシー州選出のマーシャ・ブラックバーン上院議員(共和党)と会見した台湾の蔡英文総統は、
「米国議員らの台湾訪問は、台湾が自国を防衛するという決意を強固なものにした」と述べた。
これより前、中国の王毅外相は、中国に対抗しようとする米国の戦いは、何ら良い結果にならないと述べている。王毅外相は、米国の挑発行為は、
台湾海峡における情勢を複雑化し、米国に対する信頼を失わせるものだとも指摘している。また外相は、地域の現状変更を目論んでいるのは、他でもない、情勢を中国抑止のために利用しようとする米国であると強調した。
8月31日、台湾防衛省は、米国の対戦車ミサイル「ジャベリン」の新規購入を承認した。また台湾の張元勳陸軍参謀総長は、米国と台湾はこの武器が、時宜良く台湾に送り届けられるよう、積極的に活動していると付け加えている。さらに、台湾の中央通信社は、防衛省のデータを基に、台湾は高機動ロケット砲システム「ハイマース」の発注を11基から29基に増加する計画だと伝えている。また新たな発注には、ハイマースに搭載することができる864基の誘導爆弾も含まれていると指摘されている。
なお、伝えられたところによれば、台湾政府は2023年の防衛費を5863億台湾ドル(およそ2兆6500億円)とする予算案を閣議決定した。これは過去最大の数字となっている。