北朝鮮のミサイル発射兆候=韓国大統領府 異例の公表でアピール?

© AP Photo / Jeon Heon-Kyun韓国の尹大統領
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韓国大統領府は24日、北朝鮮のミサイル発射兆候について韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が報告を受けたと明らかにした。大統領府の発表をもとに、産経新聞などが伝えている。ミサイル発射兆候について発表するのは異例だといい、北朝鮮の動きに対する備えや探知能力を内外にアピールする狙いも見え隠れする。
同紙が韓国軍関係者の話として伝えたところによると、21~22日に北朝鮮東部の新浦(シンポ)で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射兆候がみられた。尹大統領は23日、米国・カナダへの外遊からの帰途で担当高官から報告を受けた。
23日には米原子力空母「ロナルド・レーガン」が、演習のため約5年ぶりに韓国・釜山に入港しており、北朝鮮はミサイル発射準備で米韓を牽制する意図があるとみられている。
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韓国軍による北朝鮮のミサイル探知能力をめぐっては8月、北の最高指導者・金正恩氏の妹で朝鮮労働党副部長の与正氏が、「韓国は北朝鮮のテスト発射の正確な地点と時間さえ明らかにすることができず、武器の特性も公表できない」などと揶揄していた。また、韓国内の一部専門家からも「ミサイル探知能力には実際には限界があることを率直に認めるべきだ」とする声があがっていた。
このように内外から韓国軍の探知能力の穴を指摘されるなか、韓国としては発射兆候を公表することで、自国の備えや探知能力をアピールする狙いがあるとみられる。
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