ウクライナ産穀物は最貧国に届いていない ロシアは以前から問題視=プーチン大統領

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プーチン大統領 - Sputnik 日本, 1920, 27.09.2022
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ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ産の穀物は世界の最貧国を素通りして運ばれており、最貧国への食糧供給の状況は変わっていないとの考えを示した。
同氏によると23日時点で、ウクライナの港を出港した203隻の船舶のうち、国連のプログラム従って最貧国に向かったのはわずか4隻だったという。ウクライナの港を先週の月曜日から金曜日までに出港した46隻の船舶のうち、25隻が欧州連合(EU)に向かった。
「それらの国々は最貧国なのだろうか?ここでの状況は変わらない。完全な詐欺であり、それ以外の何物でもない」
プーチン大統領は、世界は食糧危機に直面する恐れがあり、それはウクライナでのロシアの特別軍事作戦と関係しているのではなく、対露制裁によるものだと指摘した。
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プーチン氏は27日、「我々の(ロシア産)穀物や肥料を国外に供給することは、残念ながら、我々にとってもそうだが、世界の食料市場にとってもあいにく、困難な状況が続いている。対露制裁は、数年前から始まっている世界的な食糧危機を、さらに悪化させる恐れがある」と発言した。
トルコ・イスタンブールで7月22日、ロシア、トルコ、ウクライナ、国連が、ロシアの輸出制限を解除し、ロシアによるウクライナ産穀物の輸出を可能にする協定に署名した。この協定は、オデッサなど3港から黒海経由でウクライナ産穀物、食料、肥料を輸出するというもの。
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