米FRB、4会合連続で0.75%の利上げを決定

© AP Photo / Jacquelyn Martin米財務省
米財務省 - Sputnik 日本, 1920, 03.11.2022
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米連邦準備制度理事会(FRB)は、2日までに行われた連邦公開市場委員会(FOMC)で、0.75%の大幅な利上げを決定した。これにより、政策金利は3.75%から4%となる。
FRBのパウエル議長は会合後、インフレ対策には金融引き締め路線の継続が必要だとの考えを示した。
一方で「(利上げの)ペースを緩めるのは適切だ。その時期は来ているが、次回の会合で緩める可能性もあるし、それ以降になる可能性もある」と示唆。次回の利上げ幅についてはまだ最終的な決定はしていないと述べた。
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FRBが0.75%の利上げを決定したのは、今回で4 会合連続となる。4会合連続で0.75%の利上げは異例の対応。
FRBは6月の会合で、1994年11月以来27年半ぶりとなる0.75%の大幅な利上げを決定。記録的インフレの収束が期待されない中、事前に示していた利上げ幅をさらに拡大した。0.75%の大幅な利上げは通常の3倍にあたる。7月、9月にも0.75%の利上げを決定した。
FRBは新型コロナウイルス感染拡大による経済効果を受け2020年3月、政策金利を0.5%、1%と相次いで引き下げた。2021年12月以降、インフレが加速したことからFRBは今年3月の会合で0.25%の利上げに踏み切った。利上げは2018年12月以来となった。
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