西側はウクライナ軍の防空ミサイルがポーランド東部に落下したと指摘、ゼレンスキー大統領は関与を否定

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西側はウクライナ軍の防空ミサイルがポーランド東部に落下したと指摘、ゼレンスキー大統領は関与を否定 - Sputnik 日本, 1920, 17.11.2022
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ポーランド東部に着弾した2発のミサイルはウクライナ軍が発射した防空ミサイルだった可能性が極めて高いものの、ウクライナ側は関与を否定しており、NATOと合同で調査グループを派遣して事態の究明を行う。ミサイルの発射を巡っては見解が分かれているものの、ポーランドは引き続きウクライナ支援を継続する。ポーランドの国連大使が国連安保理の会合で表明した。
ポーランドの国連大使は安保理の会合で「この事態は我々のアプローチを変えるものではない、ポーランドはウクライナ支援を継続する必要性を認識している」と表明した。ポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領は東部に着弾したミサイルについて、ロシア軍が発射したとする証拠はないとし、ウクライナ軍が発射した防空ミサイルである可能性が高いとしていた。ただし、ウクライナは自衛措置としてミサイルを発射した以上、ウクライナに空爆を行っていたロシア側の責任を追及する姿勢を示している。
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一方、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は記者会見の中で、ウクライナ軍の関与を否定した。
「私は疑っていない。夕方の報告で私は軍の司令官から個人的に伝えられた。これは私たちのミサイルではないし、私たちのミサイル攻撃でもない」
ウクライナはミサイルの着弾現場に調査委員会を派遣し、西側と合同で調査を行うことに同意している。これについてゼレンスキー大統領は、「思うにこれは公平だ、 合同調査グループというものは。我々がやったと言われているのだから」とコメントした。
先にゼレンスキー大統領はロシア側がNATOを攻撃したと主張し、集団的自衛権を行使する必要性をNATOに訴えていた。
なおホワイトハウスのアンドリアン・ワトソン国家安全保障会議(NSC)報道官はミサイルについて、ウクライナ軍が発射した可能性が極めて高いと認めたうえで、調査結果が如何なるものになるとしても、ウクライナには自衛権があることから、ポーランドで起こったミサイル事故の責任はロシア側にあると主張している。
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先にポーランド・メディアは、2発の「ミサイル」がポーランド東部ルブリン県に着弾したと報じていた。これにより民間人、2人の死亡が明らかになっている。ルブリン県はウクライナ、ベラルーシと接している。ポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領は先にいかなる主体が「ミサイル」を発射したかを示す証拠は確認されなかったと表明していた。
軍事専門家のアレクセイ・レオンコフ氏がリアノーボスチ通信の取材で発言したところによると、今回の事態はウクライナ側が発射した旧ソ連製S300ミサイルによる爆発の可能性が高いという。ウクライナ軍の発射した弾道ミサイルが居住区に着弾する事態はこれまでにも多数確認されている。
米国防総省はこの事態を受け、事実確認を進めている。事実確認が完了するまでNATO第5条(集団自衛)について言及する時ではないと公式に表明している。
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