ポーランドで盗まれたロシア・アヴァンギャルドの作品がドイツでオークションに
2022年12月2日, 13:20 (更新: 2022年12月2日, 15:45)
サイン
1984年にワルシャワ国立博物館で盗まれた水彩画「コンポジション」(ワシリー・カンディンスキー作)がドイツのオークション・ハウスに出品された。ポーランド文化・国家遺産省(MKiDN)が発表した。カンディンスキーはロシアにおける抽象芸術の創始者で、ロシア・アヴァンギャルドを代表する芸術家として知られている。
ドイツのオークションハウス「Grisebach」ではカンディンスキーの水彩画「コンポジション」が出品された。MKiDNによると、これは1984年6月14日にワルシャワ国立博物館のコレクションから盗まれたものだという。
Polnische Botschaft protestiert gegen Kandinsky-Versteigerung bei Grisebach. Das Bild sei 1983 aus dem Nationalmuseum in Warschau gestohlen worden, sagt die Botschaft. @PLinDeutschland https://t.co/9kiFzRkGX2
— Berliner Zeitung (@berlinerzeitung) December 1, 2022
この作品は、「現代芸術における構成のコンセプト」という展示会の最中に盗まれたとのこと。この作品は1982年からワルシャワ国立博物館に所蔵されていた。
これを受けポーランド側はオークションハウスに対し、作品の出品取り下げを要請し、盗難捜査への協力を呼びかけた。ただし、オークションハウス側はこの要求には応じず、売却した模様。
Niemcy na forum UE podnoszą kwestię braku praworządności w Polsce. Jednocześnie za kwotę 310 tys.euro sprzedają na aukcji skradzioną z Muzeum Narodowego w Warszawie akwarelę Wassily Kandinsky’ego. Przed sprzedażą strona polska zażądała wycofania aukcji. Niebywała buta i paserstwo pic.twitter.com/yIspAeTwRO
— Michał Jelonek (@MichalJelonek) December 1, 2022
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