「西側はウクライナをなだめる」=元NATO欧州最高司令官 ロシア軍基地攻撃後の米国の新たな胸騒ぎ

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NATOとウクライナ - Sputnik 日本, 1920, 06.12.2022
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ウクライナ軍によるロシア軍基地の攻撃の試みは、ウクライナ紛争の新たな「危険なターニングポイント」となる。米ブルームバーグが元北大西洋条約機構(NATO)欧州連合軍最高司令官のジェームズ・スタブリディス氏の話として伝えている。
ロシア国防省は5日、ウクライナ政権がロシア南部のサラトフ州とリャザン州の軍飛行場に攻撃を試みたと発表した。これまでに少なくとも軍人3人が死亡し、4人がけがをした。無人機は対空防衛システムで撃ち落されたが、落ちた破片によって航空機2機が軽微な損傷を受けたという。
ブルームバーグによると、スタブリディス氏は、西側諸国の指導者たちが紛争の拡大を防ぐため、ウクライナがこれ以上大規模な攻撃を控えるようキーウ(キエフ)政権を「鎮静化」させようと試みると考えている。

「NATOは紛争への直接参戦を避けるため、ウクライナ人をなだめようとするだろう」

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また、スタブリディス氏は、西側が従来より高性能な対空防衛システムや戦闘用航空機の供給を検討するだろうとしている。
これまでも、徹底抗戦を貫くヴォロディミル・ゼレンスキー政権とあくまでもロシアとの直接衝突を避けることを目標にするNATOの亀裂、温度差は指摘されてきた。
11月にポーランド領内にウクライナが発射した対空防衛ミサイルが着弾した際、早合点したゼレンスキー大統領はロシアを非難し、欧米に「行動を開始する」ように求め、あやうく第三次世界大戦の引き金を引くところだった。また、ゼレンスキー政権がしばしば口にする「クリミア奪還」についても、ウクライナと西側の分裂につながる可能性があると指摘されている。
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