ドネツク人民共和国の自警団 - Sputnik 日本, 1920, 31.01.2022
ウクライナでの露特別軍事作戦
ロシアは2022年2月24日、ウクライナで軍事作戦を開始した。プーチン大統領は、その作戦の目的を「8年間ウクライナ政権によって虐待や大量虐殺にさらされてきた人々を守ること」だと述べた。プーチン大統領は、この目的のために「ウクライナの非軍事化と非ナチ化」を計画していると語った。西側諸国は、特別作戦に関連して、ロシアに対する新たな厳しい制裁を発動した。

2008年にウクライナをロシア封じ込めの足場にするための種が蒔かれていた=露ラブロフ外相

© Sputnik / Maksim Blinov / メディアバンクへ移行ロシアのラブロフ外相、ロシア世界経済国際関係研究所(IMEMO)主催に国際フォーラム「プリマコフ・リーディングズ」での演説
ロシアのラブロフ外相、ロシア世界経済国際関係研究所(IMEMO)主催に国際フォーラム「プリマコフ・リーディングズ」での演説 - Sputnik 日本, 1920, 07.12.2022
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西側諸国は2008年に開催された北大西洋条約機構(NATO)ブカレスト首脳会議で、ウクライナをロシア封じ込めの足場にする種を実質的に蒔いた。ロシアのラブロフ外相が、ロシア世界経済国際関係研究所(IMEMO)主催の国際フォーラム「プリマコフ・リーディングズ」での演説でこのような考えを示した。
ラブロフ氏は、2004年に実施されたウクライナ大統領選の結果が改ざんされているとして抗議運動(オレンジ革命)が起きたと述べた。当時の大統領選では、2回目の投票で「親ロシア派」のヴィクトル・ヤヌコヴィッチ氏が過半数を獲得して当選したものの、同氏はその後に行われた「第3回目」の投票で「親欧米派」のヴィクトル・ユシチェンコ氏に大統領の座を譲らざるを得なかった。
演説でラブロフ氏は聴衆に次のように語った。

「欧米は何をしているのか?ポーランド、ドイツ、フランスなどの国々の首相や大統領がキーウ(キエフ)に赴き、ウクライナ当局に野党にもう一度チャンスを与えるよう、つまり憲法上ではできないものの、憲法裁判所の判断を仰いで第三回目の投票を行うようにとウクライナ政権に迫ったのだ。そこからすべてが始まった。オレンジ革命はウクライナの憲法を侵害し、2008年のブカレスト首脳会議ではウクライナとグルジア(ジョージア)がNATOの加盟行動計画に参加することになったが、これは何のためだったのか?ウクライナをロシア封じ込めの足場に変え、ロシアへの軍事的脅威を作り出したのだ。我々は自信を持ってこのことについて語ることができるのだ」

これよりも前、ラブロフ氏は欧州安全保障に関する記者会見で、西側諸国が発表したすべての声明が政治的宣言の枠組みの一部としてなされたにもかかわらず、これらの国々は平等で不可分の欧州の安全保障システムの構築を阻止する努力を長年続けてきたとの考えを示した。その際に同氏は、「そして今、我々はこの完全に近視眼的な誤った政策の成果を手に入れている」と述べている。

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