モンゴル 汚職容疑で15人逮捕 元大統領も関与か 極寒の首都中心部では「ゲル」で座り込みデモ

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ウランバートルのスフバートル広場の参加者 - Sputnik 日本, 1920, 13.12.2022
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モンゴルではハルトマギイン・バトルガ元大統領、ザンダフギイン・エンクボルド元国会議長、国会議員数名、官僚や実業家複数が石炭窃盗事件に関与していた可能性があることがわかった。同国の中央情報局と国家安全保障庁が13日に発表した。
捜査により石炭の不法採掘・輸送、公的資金による財・サービス購入に17人の高官が直接あるいは間接的に関与していたことが判明。また石炭国営大手「Erdenes Tavantolgoi JSC」のCEOおよび常務理事にも容疑がかけられている。
発表によると、計35人が起訴され、15人が逮捕、10人が拘束された。
イラン - Sputnik 日本, 1920, 08.12.2022
イラン 抗議デモ参加者への死刑を執行 デモが始まって以来初

「石炭事件」と政府危機

中国への石炭輸出をめぐり650万トン、18億ドル(2450億円)相当の石炭が「盗まれた」汚職事件を発端にデモも頻発している。中国はモンゴル当局の要請を受け、捜査に協力。モンゴル首都ウランバートルでは12月初旬、捜査の進捗に不満を募らせた市民の抗議活動が勃発。デモ参加者は、嫌疑をかけられている人物らの名前の公表などを要求。政府高官もいるとされている。
12日には20人が座り込みストを宣言し、政府宮殿前広場でマイナス20度の気温の中、夜を過ごした。スト参加者には市当局が「ゲル」を設置した。
スプートニク通信ではこれより前、ロシア科学アカデミー東洋学研究所のアレクサンドル・ヴォロンツォフ・韓国モンゴル部長のコメントを紹介した。ヴォロンツォフ氏は、抗議デモの引き金となったのは、中国側が独自調査の情報を提供し、「マフィア組織」の中国側関与者を罰したことだ、と指摘している。
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