黒海に世界最大の波力発電所が建設へ

© 写真 : Eco Wave Powerエコ・ウェーブ・パワー社とオレンオルドゥエナジー社のトップによる世界最大の波力発電所建設に関する合意書の締結
エコ・ウェーブ・パワー社とオレンオルドゥエナジー社のトップによる世界最大の波力発電所建設に関する合意書の締結 - Sputnik 日本, 1920, 19.12.2022
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スウェーデンの「エコ・ウェーブ・パワー」とトルコの「オレン・オルドゥ・エネアス」は、トルコの黒海沿岸にあるリゾート地オルドゥに世界最大規模の77メガワット波力発電所を建設すると発表した。インタレスティング・エンジニアリング誌が報じている。
波力発電の原理は、海上の波が引き起こすエネルギーを電気に変換するというもの。発電装置は可動物体型で、波を受けると装置が揺れ動き、この運動エネルギーを原動力にして装置内部のピストンが動き、電気エネルギーに変換する。
発電所の建設は、数段階に分けて行われる予定。まず、オルドゥ港に4メガワットの試験用プラントを設置し、試運転を行う。この試験運用で得られる結果に応じて、残りのモジュールを必要な数だけ追加するという。
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波力発電は、世界が大きな関心を寄せているにもかかわらず、まだ積極的な利用が進んでいないのが現状。驚いたことに専門家によると、米国沿岸で得られる波力発電は米国のエネルギー生産量の約64%を占める可能性があるという。
同誌によると、商業的に利用可能な最初の波力発電所「アイラ・リムペット」は、英スコットランドのアイラ島の海岸に設置され、2000年に英国の全土の送電網に接続された。2008年にはポルトガル初の実験的な全発電機による波力発電所(最大出力2.25メガワット)が、アグサドウラ海岸公園で稼働が開始した。
スプートニクは以前、原子力発電、水素発電、太陽光発電などのクリーンなエネルギー資源が地球温暖化対策に役立つことになると伝えている。
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