中国人は米国のシリーズドラマ好き でも仲良くしたい相手はロシア

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中国人は米国のシリーズドラマ好き でも仲良くしたい相手はロシア - Sputnik 日本, 1920, 07.01.2023
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中国の官営機関紙「グローバルタイムズ」紙が実施の世論調査では、国際情勢の複雑さにもかかわらず60%以上の中国人が、国際情勢の複雑さにもかかわらず、将来の世界を楽観的にとらえていることがわかった。また、すべての国と良好な関係を築く用意があり、中でも、ロシアとの関係拡大は回答者の58.4%が選んでいた。米国は、2位の欧州(45.9%)、3位の東南アジア(39.7%)に負けて、第4位に甘んじた。また5位にはアフリカ諸国(19.1%)が入った。
グローバルタイムズ紙の調査では、ウクライナ紛争がエスカレートし、欧米諸国が反ロシア・プロパガンダや制裁強化を大規模に展開したにもかかわらず、中国の回答者の圧倒的多数は2022年は国際舞台でのロシアの地位が強化されたと考えていることが示された。そうした一方で、米国の公式な政策には賛成しないが、米国の映画やスポーツチームは好きだと答えた人は50%に上った。専門家らは、これは中国人が現在の米中関係悪化の原因は米国の政治家とメディアにあることを理解しており、米国の文化全体への否定的な態度には転嫁していないことを示すと見ている。
グローバルタイムズ紙は、米国は中国に対しては全ての分野でかなり強硬な煽動を行っており、米中関係は全体としては実際悪化したと指摘している。これを裏付けるのが、調査の回答者が2022年で最も印象に残った3つの出来事の中にナンシー・ペロシ米下院議長の台湾電撃訪問を挙げている事実だ。ペロシ氏の訪台は北京冬季五輪、習近平国家主席とプーチン大統領の会談に次ぐ大事件として列挙されている。調査から、中国人の大多数が対米関係は回復するという見込みをだんだんと失っていることがわかった。回答者の70%近くが、ウクライナ危機のエスカレート後、米国と西側諸国が開始した対露制裁、反ロシア・プロパガンダの強化のために米国のイメージは悪化の一途をたどっていると答えている。ウクライナ危機はロシア弱体化を狙う米国とNATOが仕掛けた「罠」に似ているとグローバルタイムズ紙は書いている。
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逆にロシアへの親近感が高まっていることは調査から読み取れる。回答者の半数以上が、中国とロシアは共通する国益が多く、観光、貿易、投資、経験交換の分野で二国間協力を積極的に拡大すれば経済成長に多くの可能性が開かれると考えていることがわかった。これはつまり、露中関係は全てのレベルにおいて上々に発展を続けており、両国民に功を奏しているという証拠だとグローバルタイムズ紙は締めくくっている。
中国外務省は先に、2022年の中米関係は米国による非友好的、煽動的行為が高まったために深刻な困難に直面したとする見方を表している。
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