ウクライナが1日に消費する弾薬、ドイツが半年に製造する量に相当=独外交官

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ミュンヘン安全保障会議の元議長であるドイツの外交官、ヴォルフガング・イッシンガー氏は、ウクライナが1日に消費している弾薬の数は、ドイツが半年に製造する量に相当すると述べた。
イッシンガー氏は、独紙「ヴェルト・アム・ゾンターク」からのインタビューに答えた中で、「ウクライナは、ドイツが半年の間に製造しているのと同じ量の弾薬を消費する必要に迫られている」とし、「ドイツの弾薬在庫は近い将来、枯渇するだろう」と語った。イッシンガー氏はこれより前、この文脈において、戦時体制経済を導入する必要性を訴えた。
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イッシンガー氏は、戦時体制経済とは、ドイツがNATO(太平洋条約機構)と欧州のパートナー諸国と調整し、「欧州の防衛企業に武器と弾薬の製造量を増やすことを提案する」ことを意味すると説明。「戦車だけでなく、大砲、弾薬、ミサイル、防空システム、無人機などの供給を含める」として、調整のための組織を作り、発注を配分する必要があると主張していた。
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一方、ロシアとの交渉の可能性についてイッシンガー氏は、「現時点でプーチン大統領との交渉から得られるものは少ない」と指摘しつつも、「交渉を行うこと自体は過ちではない。外交の世界では、たとえ最初は成果が出なくても、数週間、数ヶ月におよぶ交渉が行われることはよくあることだ」と述べた。イッシンガー氏はその上で、不理解を防ぐため、「常に開かれた交渉のチャンネル」を持つことが必要だとの考えを明らかにした。
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