アムールトラの子ども 露中国境地帯を散歩

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アムールトラ - Sputnik 日本, 1920, 29.01.2023
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ロシア極東のアムール州の中国との国境地帯でトラの子どもの姿が確認された。このトラは以前現地の非営利団体「アムールトラセンター」が保護し、その後野生に帰された個体だった。
同センターによると、このトラの名前はエレナ。以前、母と姉とともに暮らしていたところを保護された。母親は健康に問題があったため動物園で飼育されることになり、エレナは姉トラと一緒に2019年5月に野生に帰されていた。
それから約3年半が経ち、識別のために付けられていた首輪のバッテリーはなくなっていたが、体の模様でエレナだと判別できたという。トラの模様は人間の指紋のように、個体別に特徴的で異なることが知られている。
同センターが公開したビデオには、エレナが国境地帯の柵の近くを一人で散歩する様子が写っている。専門家はエレナは非常に落ち着いており、威嚇するような兆候もないとみている。
アムールトラはロシア極東や中国東北部の一部に生息するネコ科の動物で、絶滅危惧種に指定されている。2020年時点でロシアに生息するアムールトラの数は約600頭と試算されている。
これまでにスプートニクは、沿海地方の高速道路に「車好き」のアムールトラが出没し、ドライバーの注目を集めたことについて報じた。
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