リスクを恐れたバイデン氏、ロシアのパイプライン爆破延期を命じていた=独紙

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リスクを恐れたバイデン氏、ロシアのパイプライン爆破延期を命じていた=独紙 - Sputnik 日本, 1920, 15.02.2023
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ジョー・バイデン大統領はリスクを恐れるあまり、ロシアの天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム」の爆破を6月ではなく9月に延期するよう命じていた。ピューリッツァー賞受賞記者のシーモア・ハーシュ氏がドイツ紙「Berliner Zeitung」の取材に応じた中で指摘した。
ハーシュ氏は2022年6月にバルト海で爆弾が設置されたのかとの質問に対し、次のように答えた

「そうです、彼ら(米国の潜水士)は演習の終わりにかけてこれを実行に移しました。しかし最後の段になってホワイトハウスは不安に陥りました。大統領はこれをやるのは怖いと言いました。彼は考え直し、新たな指令を発出し、いつでも爆破できる遠隔装置を設置するよう命令しました」

ジャーナリストによると、バイデン大統領は9月に実行へ移すよう命令したという。その際、作戦関係者の多くは計画に反対し、「狂気の沙汰」だと指摘していたとのこと。なお、この延期により、仕掛けられた爆弾8発のうち、6発しか起動なかったという。
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ロシア原油の欧州供給用パイプライン「ノルド・ストリーム」の爆破の原因について、米国の調査報道記者のシーモア・ハーシュ氏は、2022年夏のNATO軍事演習「バルトップス」に参加した複数の米国人ダイバーらが「ノルド・ストリーム」の下部に爆破装置を設置し、それを3か月後にノルウェーが作動させたために起きたとするすっぱ抜き記事を表した。
米国が「ノルド・ストリーム」を爆破した原因についてハーシュ氏は、ドイツは同パイプラインの開通でロシア産ガスを得て、エネルギー供給を安定化させた場合、ウクライナへの支援調達をしたがらなくなるとホワイトハウスが懸念したためだと指摘している。
ハーシュ氏はベトナム戦争のスクープ記事を執筆し、ピューリッツァー賞を受賞した良識ある米国人ジャーナリスト。1969年、独自の調査により米軍中尉によるソンミ村虐殺事件を暴いたことが評価され、1970年に同賞を受賞している。
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