米国務長官、中国外交トップに警告 気球事件「二度と起こしてはならない」

© AP Photo / Frederic J. Brownブリンケン米国務長官
ブリンケン米国務長官 - Sputnik 日本, 1920, 19.02.2023
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アントニー・ブリンケン米国務長官は、中国前外相で現在は外交部門トップを務める王毅共産党政治局員に対し、中国の偵察気球による米国の主権侵害は容認できないと表明し、このような無責任な行為は二度と起こしてはならないと要請した。米国務省が発表した。
両氏は18日、米軍が4日に米本土上空を飛行していた中国の気球を大西洋上空で撃墜した事件の発生後、独ミュンヘン安全保障会議の傍ら初めて会談を行った。
米国務省が発表した声明には「国務長官は、中国の高高度偵察気球が米領空で米国の主権と国際法を侵害したことは容認できないと直接言及し、このような無責任な行為は二度と起こしてはならないと強調した」と述べられている。
王毅共産党政治局員 - Sputnik 日本, 1920, 18.02.2023
気球撃墜の米対応は「ナンセンスでヒステリック」=中国外交トップ
ブリンケン氏によると、米国は自国の主権に対するいかなる侵害も容認しない。また、中国による偵察気球計画は、米国側の推定では5大陸40カ国以上の空域に侵入しており、国際的に知れ渡ったと言及した。
中国の気球事件をめぐり、ブリンケン氏は2月5日に予定されていた中国訪問を延期。新たな日程はまだ決まっていない。
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