今回の年次教書演説は特殊軍事作戦開始以来、初めて行われる。年次教書演説をプーチン大統領は毎年、行ってきているが、2022年は行われなかった。
プーチン大統領は2022年末、状況の進展具合が極めて集中的で、成果を記録する必要があるため、演説が徹底して、しっかりとした根拠に基づくものとなるためには、補足的な分析と時間が要されると説明していた。
ロシア大統領の年次教書演説には内閣閣僚、上下院議員、社会活動家らが招かれるのが恒例だが、今回は新たに特殊軍事作戦の参加者らが列席する。

「現在の新戦略兵器削減条約(新START)には最も重要な条項が含まれている。これは長い間忘れられてきた。米国は条約から脱退した。全ては過去のものとなったのだ。我々(編注:露米)の関係は悪化しており、これは全て米国が原因だ。米国こそソ連崩壊後に第二次世界大戦の結果を修正しようとしたのだ」

「ロシアの防衛では我々は皆統合し、歴史的に最高位の権利を維持するために力や責任、可能性を合わせなくてはならない。ロシアには強国である権利がある」
「ロシアは友好関係を築き、約束を守ることができる。ロシアは決して裏切らない。そしてパンデミックで西側諸国のことも助けたように、常に困難な状況で支援する」

「黒海とアゾフ海の港湾と南北をつなぐ回廊を開発し、北極海航路の可能性を向上させていく」
「ロシアのインフレ率は今年の半ばには目標値である4%に近づきつつある。一方、EU(欧州連合)のインフレ率はすでに12%となっている。」

「ロシアの経済と行政は西側諸国の予想を遥かに超えて強固なものだった」
「西側諸国の当局は対ロシア制裁によって物価の上昇を扇動した。そして(彼らは)国民に悪いのはすべてロシアだと言っている。これは手段にすぎない。目的はロシア国民を苦しめることだ」