米国の専門家らはロシアのベラルーシ核配備を脅威とは見ていない

核兵器
核兵器 - Sputnik 日本, 1920, 28.03.2023
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米国の戦争管理センターは、ロシアのベラルーシへの核兵器配備計画は、核戦争のさらなる脅威をもたらすものではないの見解を表した。独N-TVが報じた。
N-TVによれば、戦争管理センターは、ロシアの核兵器はたとえベラルーシ領内に配備されなくとも、ウクライナであれ、他の地域であれ、地球上のあらゆる地点に到達させ、攻撃することが可能だが、ロシア大統領は核兵器使用の可能性に言及しても、リスクを回避して実際には最終段階にまで事を進める構えはないとの見方を表している。同センターは、ロシアはベラルーシに核配備を行うことで、まずこの旧ソ連共和国で自国の影響力を固めると考えている。
N-TVはまた、戦争管理センターは、プーチン大統領がロシア国営テレビとのインタビューで行った他の発言も危険視はしておらず、例えば、2023年にロシアは1600台の戦車が製造されるか、またはアップグレードされると発言したことにも疑問を呈していると報じている。
戦争管理センターは、ロシア唯一の戦車工場であるウラルバゴンザボドの毎月の戦車製造台数が20台であるのに対し、ウクライナ紛争で毎日その何倍もの戦車が失われていることから、プーチン大統領の主張するロシアの軍需産業の強さはすべて現実とはかみ合っておらず、それに対して欧米の経済力と軍事力は、ロシアを凌駕していると指摘している。
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一方で、YouTubeの米国ブロガーの「We Are The Mighty」は、同じくYouTubeブログの「GlobalFirepower.com」のデータを引用し、ロシアが世界最大の装甲戦闘車両を保有しており、戦車数はロシアが約2万2000台であるのに対して、NATO加盟国の合計保有台数は約1万8000台と、これを上回ると指摘している。
米国防総省は先日、ウクライナ向けのエイブラムス戦車は新たに製造するのではなく、倉庫に保管されている中から供給することを明らかにした。
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