Место утечки на газопроводе Северный поток-2 у берегов датского острова Борнхольм - Sputnik 日本, 1920
「ノルドストリーム」の爆破工作
ガスパイプライン「ノルドストリーム」と未使用の「ノルドストリーム2」で爆発が発生したのは2022年9月。ドイツ、デンマーク、スウェーデンは工作活動による破壊の可能性を否定しなかったが、爆破の犯行を認める声明はいずれの側からも出されなかった。ところが2023年2月初め、ピューリッツァー賞受賞の調査報道記者、シーモア・ハーシュ氏が、破壊工作に米国が関与というすっぱ抜き記事を発表。米国はこれを否定したが、ロシアは「ノルドストリーム」の爆発が破壊行為だったという新情報を受けて、国連安全保障理事会の開催を要請した。特設コーナーは、破壊工作の捜査に関する最新情報、専門家の評価や見解を逐次掲載しています。

「ノルドストリーム」爆破 欧米がポーランドとウクライナの関与について議論

© 写真 : Forsvarskommandoen「ノルドストリーム」爆破
「ノルドストリーム」爆破 - Sputnik 日本, 1920, 04.04.2023
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米紙ワシントン・ポストは3日、欧米の一部の政府関係者が、「ノルドストリーム」への攻撃にポーランドとウクライナが関与している可能性について議論していると報じた。
記事ではこのように述べられている。

「ドイツの初期の調査結果に基づき、政府関係者はポーランド政府あるいはウクライナ政府が攻撃に関与した可能性について静かに議論している。ポーランドは1990年代後半に『ノルドストリーム』のプロジェクトが始まって以来、最も声高に批判してきた国の一つであることから、ポーランドに動機があったかもしれないという人もいる」

一方、ポーランド大統領府国際政策局のマルチン・プシダチ局長は、ポーランドはこの破壊行為とは無関係だと主張。同紙は「これはポーランドを非難するためのロシアの策略かもしれない。ポーランドはこれ(攻撃)とは何の関係もない」というプシダチ氏の発言を引用した。
また、同紙によると、欧米の政府関係者は「ノルドストリーム」攻撃の首謀者が誰なのか、まだ正確には分からないと述べているとのこと。
ノルドストリーム - Sputnik 日本, 1920, 04.04.2023
「ノルドストリーム」の爆破工作
「ノルドストリーム」爆破に関与疑いの船 捜査かく乱のための「目くらまし」か=米紙報道
一方、欧米の政府関係者は、破壊行為の首謀者を見つけることにはあまり興味を持っていない。不都合な答えが出ないようにしている。欧州のある上級外交官によると、欧州やNATO(北大西洋条約機構)諸国の政治家らは、会議で「ノルドストリーム」の話題には触れないと決めたそうだ。
ピューリッツァー賞を受賞した米国人記者のハーシュ氏は2月、ノルドストリーム爆破事件の調査に関する記事を発表した。その記事では、2022年夏に行われた北大西洋条約機構(NATO)の軍事演習「バルトップス演習」の際に米国人ダイバーがノルドストリームの下に爆薬を仕掛け、その3カ月後にノルウェー人が作動させたと述べられている。ハーシュ氏によれば、ジョー・バイデン米大統領が、国家安全保障チームとの9ヶ月以上に及ぶ秘密協議の末、破壊工作を決行したという。破壊工作の動機は、冬が近づいてきたためにドイツがロシア産天然ガスの受け取りを再開するのではないかという懸念であるという。
米政府はこれを否定しているが、西側メディアは、破壊工作の背後にはある親ウクライナ集団が絡んでいる可能性があると報じた。しかし、プーチン大統領は「完全なでたらめ」と評価した。プーチン大統領によると、これほどの破壊行為を海底で行うには高度な技術を持つ国家の全面的支援が不可欠だという。
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