https://sputniknews.jp/20230405/15562215.html
火星の植民地化にかかる時間は? 研究者が予測
火星の植民地化にかかる時間は? 研究者が予測
Sputnik 日本
米民間宇宙開発企業「スペースX」トップのイーロン・マスク氏は、これまでに幾度もなく2050年までに火星に植民地(コロニー)をつくると明言している。科学専門サイト「Live Science」は、火星や他の惑星を植民地化するのが本当に可能なのか、どれくらいの時間がかかるのか、研究者に尋ねた。 2023年4月5日, Sputnik 日本
2023-04-05T06:32+0900
2023-04-05T06:32+0900
2023-04-23T20:25+0900
it・科学
宇宙
火星
科学研究
https://cdn1.img.sputniknews.jp/img/345/28/3452879_0:0:3640:2048_1920x0_80_0_0_b1a6f5fdfa01a657d5c4c075ffc41734.jpg
「Live Science」によると、オーストラリア宇宙技術研究センターのサーカン・セイデム教授は、マスク氏の主張は夢物語ではないと話す。人類による火星の植民地化は、今後数十年で起こり得るとしており、2050年までに最初の常設コロニーができてもおかしくはないという。セイデム教授は次のように話す。セイデム教授によると、火星植民地における生命活動の成功の鍵は、水になるという。火星では氷や水分を含むミネラルから採取できるという。この水を使って食料の栽培、水素ロケット燃料の生産などができるようになる。もし、火星で地球へ送ることのできる天然資源が採取できれば、独立採算性を獲得することになる。さらに、宇宙旅行でお金を稼ぐことができるようにもなると予測する。一方、セイデム教授は、火星の植民地化は簡単なプロセスではないとも指摘する。火星は人間が生活するのに最適な場所ではないという。気温が低く、呼吸に使える空気もなく、火星に行くだけでも6~9ヶ月の時間を要するからだ。スプートニクはこれまでに、米国で開発された火星コロニー用のキノコの家について伝えた。関連ニュース
https://sputniknews.jp/20230323/15398519.html
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
2023
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
ニュース
jp_JP
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
https://cdn1.img.sputniknews.jp/img/345/28/3452879_373:0:3104:2048_1920x0_80_0_0_3017f888814844ac85525359fc206b6b.jpgSputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
宇宙, 火星, 科学研究
火星の植民地化にかかる時間は? 研究者が予測
2023年4月5日, 06:32 (更新: 2023年4月23日, 20:25) 米民間宇宙開発企業「スペースX」トップのイーロン・マスク氏は、これまでに幾度もなく2050年までに火星に植民地(コロニー)をつくると明言している。科学専門サイト「Live Science」は、火星や他の惑星を植民地化するのが本当に可能なのか、どれくらいの時間がかかるのか、研究者に尋ねた。
「Live Science」によると、オーストラリア宇宙技術研究センターのサーカン・セイデム教授は、マスク氏の主張は夢物語ではないと話す。人類による
火星の植民地化は、今後数十年で起こり得るとしており、2050年までに最初の常設コロニーができてもおかしくはないという。
「もちろん、この植民地は地球から完全に独立したものではないでしょう。なぜなら、常に必要な道具を地球から送り届ける必要があるからです。ですが、もし生命維持に必要不可欠なものをコロニーで製造できるようになれば、様々な分野でコロニーが自給自足できるようになるでしょう」
セイデム教授によると、火星植民地における生命活動の成功の鍵は、水になるという。火星では氷や水分を含むミネラルから採取できるという。この水を使って食料の栽培、水素ロケット燃料の生産などができるようになる。もし、火星で地球へ送ることのできる天然資源が採取できれば、独立採算性を獲得することになる。さらに、宇宙旅行でお金を稼ぐことができるようにもなると予測する。
一方、セイデム教授は、火星の植民地化は簡単なプロセスではないとも指摘する。火星は人間が生活するのに最適な場所ではないという。気温が低く、呼吸に使える空気もなく、火星に行くだけでも6~9ヶ月の時間を要するからだ。
スプートニクはこれまでに、米国で開発された火星コロニー用の
キノコの家について伝えた。