【視点】「政治的動機があり、法的観点からいいかげん」米教授、トランプ氏起訴についてコメント

© AFP 2023 / Ed Jonesニューヨーク刑事裁判所で罪状認否に臨む前のドナルド・トランプ氏
ニューヨーク刑事裁判所で罪状認否に臨む前のドナルド・トランプ氏 - Sputnik 日本, 1920, 05.04.2023
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米国のトランプ前大統領が4日、違法行為や口止め料を隠ぺいするために業務記録を改ざんしたとして34件の罪で起訴された。米アイオワ大学政治学教授のティモシー・ハイグル氏はスプートニクに対し、トランプ前大統領の起訴はなぜ法的に根拠薄弱である可能性があるのか、その理由について説明した。
ハイグル氏は、記録改ざんは軽犯罪だが、トランプ氏の場合のように、別の犯罪を隠すために行われた場合は重罪となる可能性があることに言及した。

「検事 (編注:ニューヨーク州ののアルビン・ブラッグ検事) は、重罪の扱いにしたことについて、選挙に関する連邦法および州法の違反が理由だと述べた。一方、検事は連邦選挙法とは何の関わりも持たないため、自身の声明では州法違反に重点を置いた(中略)また検事は、自身の起訴状の中で何らかの具体的な法律を引用していない。今のところはすべてが法的観点からいいかげんなように見える。それは、トランプ氏が州のポストではなく、連邦のポストに立候補していたことも一因としてある。したがって、州法が少なくとも同じように適用されるかどうか私は疑問を持っている」

ハイグル氏は、検察側は「自信」があるようだが、トランプ氏の支持者のみならず、トランプ氏に悪意を抱いている人たちにとっても、起訴は政治的動機に見える可能性があるとの考えを示し、トランプ氏が左派から政治的迫害を受けるのは今回が初めてではないと指摘している。

「過去に行われた虚偽の非難によって、彼らが現在行っているすべてのことが疑わしいものとなっており、トランプ氏はそれを有利に利用することができるだろう」

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