チャイコフスキー国際コンクールを政治の道具にしてはならない=ゲルギエフ氏

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チャイコフスキー・コンクールを政治の道具にしてはならない=ゲルギエフ氏 - Sputnik 日本, 1920, 03.05.2023
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マリインスキー劇場のワレリー・ゲルギエフ芸術監督は70歳の誕生日を迎え、ウラジーミル・プーチン大統領から勲章を授与された。この会談の中でゲルギエフ氏は6月19日から7月1日に開催されるチャイコフスキー国際コンクールが政治の道具にならないことを願うとし、さらにはロシア文化のキャンセルが世界的に行われないことに期待を示した。
ゲルギエフ氏はプーチン大統領との会談で次のように発言した。

「チャイコフスキー・コンクールが若く、輝かしい才能を受け入れる従来のチャンスに恵まれることを私はいま願うばかりです。彼らが考えることは音楽、作曲家のことだけです」

その上で、文化のキャンセルが行われないことに期待を示した。

「我々がヴェルディ、ワグナー、モーツァルトを演奏するように、偉大な劇場というものはムソルグスキーの上演を続けるでしょう。

セルジョ・マッタレッラ伊大統領 - Sputnik 日本, 1920, 23.04.2023
ロシア文化のキャンセルは大きな間違い 伊大統領
またゲルギエフ氏は中国を含む様々な国との間で大規模なプロジェクトが進んでいるとも指摘した。
これに対しプーチン大統領は、芸術の非政治化に理解を示し、さらにゲルギエフ氏が祖国及び地元ペテルブルグにもたらした貢献を評価し、表彰を行った。
チャイコフスキー国際コンクールは4年に一度の開催。次回は2023年6月19日から7月1日にかけてモスクワで開催される。なお2022年4月、国際音楽コンクール世界連盟はロシアによる特別軍事作戦を受け、チャイコフスキー国際コンクールの排除を決定していた。
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