【図説】ロシア石油輸出量 2022年2月以来最高値に

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国際エネルギー機関(IEA)が16日に公表した石油市場レポートによると、今年4月のロシアの原油及び石油製品の輸出量は日量830万バレルで、軍事作戦が始まった2022年2月以来最高値を記録したことがわかった。
今年4月の石油生産量は日量960万バレルで、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどその他の産油国でつくる「OPECプラス」加盟国の中では1位のサウジアラビアに次いで2位につけた。
また、石油輸出による収入は3月より17億ドル増加し、150億ドルとなった。主な買い手はトルコ、中国、インドで、それぞれ日量43万バレル、22万バレル、18万バレルを輸出している。
2022年12月、欧州連合(EU)、G7(主要7カ国)、オーストラリアはロシア産原油に対し1バレル60ドルの上限価格を設定することで合意した。また、今年2月からはロシア産石油製品に対する禁輸に踏み切っている。
IEAはレポートの中で、「ロシアは原油及び石油製品の買い手を問題なく見つけている」と結論付けている。
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