Место утечки на газопроводе Северный поток-2 у берегов датского острова Борнхольм - Sputnik 日本, 1920
「ノルドストリーム」の爆破工作
ガスパイプライン「ノルドストリーム」と未使用の「ノルドストリーム2」で爆発が発生したのは2022年9月。ドイツ、デンマーク、スウェーデンは工作活動による破壊の可能性を否定しなかったが、爆破の犯行を認める声明はいずれの側からも出されなかった。ところが2023年2月初め、ピューリッツァー賞受賞の調査報道記者、シーモア・ハーシュ氏が、破壊工作に米国が関与というすっぱ抜き記事を発表。米国はこれを否定したが、ロシアは「ノルドストリーム」の爆発が破壊行為だったという新情報を受けて、国連安全保障理事会の開催を要請した。特設コーナーは、破壊工作の捜査に関する最新情報、専門家の評価や見解を逐次掲載しています。

ノルドストリーム爆破は国家の直接支援があってこそ起こり得た=国連ロシア代表

© 写真 : Forsvarskommandoenノルドストリーム爆破は国家の直接支援があってこそ起こり得た=国連ロシア代表
ノルドストリーム爆破は国家の直接支援があってこそ起こり得た=国連ロシア代表 - Sputnik 日本, 1920, 17.06.2023
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ロシアのドミトリー・ポリャンスキー国連次席大使は、ノルドストリーム爆破にウクライナ人の自主組織が関与したという西側メディアの説は合理にかなっておらず、この攻撃は(ウクライナの)直接的な国家支援があって初めて実行できた、と表明した。
6月15日、国連安全保障理事会ではノルドストリームへの妨害行為について討議が行われた。ポリャンスキー氏は自身のテレグラム・チャンネルで会議の結果についてコメントした。
ポリャンスキー氏によると、西側メディアは、ウクライナ政府と直接関係のないウクライナ人が事件の実行犯である、という説を、積極的に唱えるようになった。しかし、このようなテロ行為は、国家の直接的な支援があって初めて実行され得るものである。
「このような新しい説は、毎回、以前の説よりも更に理にかなっていない。私たちは、これらの説を退ける。これらの説は調査を誤った道に導こうとする試みであると考えている」
CIAは「ノルドストリーム」爆破テロへのウクライナの関与についてベルギーに通告していた=メディア - Sputnik 日本, 1920, 11.06.2023
「ノルドストリーム」の爆破工作
CIAは「ノルドストリーム」爆破テロへのウクライナの関与についてベルギーに通告していた=メディア
また、ポリャンスキー氏によると、国連安全保障理事会の西側代表は、デンマーク、ドイツ、スウェーデンに、調査を急がないように求めたという。しかし、多くの参加国は、これらの国々が時間を稼ぎ、調査の進捗状況を理事会にまだ伝えていないことに困惑を表明している。しかもそれは特に、3か国に対して調査速度を上げてほしい、とかなりはっきり申し入れている国連安保理を尊重する念がないと思われても仕方がない。
ポリャンスキー氏は、ロシアがノルドストリーム破壊工作の調査の必要性について再び戻るのは、この問題がまだクローズしていないからだと強調している。
「米国およびその同盟国は、以前の通り、破壊工作への関与を示す事実に対して、説得力のある反証を提供できないままである。」
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