ドネツク人民共和国の自警団 - Sputnik 日本, 1920, 31.01.2022
ウクライナでの露特別軍事作戦
ロシアは2022年2月24日、ウクライナで軍事作戦を開始した。プーチン大統領は、その作戦の目的を「8年間ウクライナ政権によって虐待や大量虐殺にさらされてきた人々を守ること」だと述べた。プーチン大統領は、この目的のために「ウクライナの非軍事化と非ナチ化」を計画していると語った。西側諸国は、特別作戦に関連して、ロシアに対する新たな厳しい制裁を発動した。

ウクライナ軍、クリミアの露黒海艦隊司令部をミサイル攻撃=露国防省

© Sputnik / Sergey Mamontov / メディアバンクへ移行黒海艦隊司令部のあるセバストポリ湾
黒海艦隊司令部のあるセバストポリ湾 - Sputnik 日本, 1920, 22.09.2023
サイン
露国防省は22日、ウクライナ軍がクリミア半島・セバストポリ市の露黒海艦隊司令部を攻撃したと発表した。軍人1人が死亡したとしている。

「ミサイル攻撃撃退の過程で、対空防衛システムによって5発が撃墜された。(編注:ウクライナ側の)攻撃の結果、黒海艦隊司令部の歴史的建造物が損傷した。これまでに判明している範囲では軍人1人が死亡した」

露国防省
これに先立ちセバストポリのミハイル・ラズボジャエフ市長は、黒海艦隊の司令部がウクライナ軍によるミサイル攻撃を受けたと発表した。これまでのところ司令部周辺の民間インフラへの被害は確認されておらず、通行人にも負傷者はいないとしている。
一方、クリミア共和国のセルゲイ・アクショノフ首長も同日、クリミア半島上空で対空防衛システムによってミサイルが撃墜されたと発表している。
戦術ロケット「ストームシャドウ」 - Sputnik 日本, 1920, 16.05.2023
西側諸国によるウクライナへの兵器供与
【図説】戦術ミサイル「ストームシャドウ」の性能
露軍予備役大佐で軍事専門家のワシリー・ダンディキン氏は、今回の攻撃について、「何発のミサイルが着弾したかは分からず、色々なことを考慮する必要がある」と前置きしたうえで、攻撃が英国またはフランスが供与した長距離ミサイルによるものだった可能性を示唆した。

「ウクライナ軍はオデッサなど南部から撃ってきている。主に英国のストームシャドウ、同様のフランスのスカルプもある。これまでに(編注:クリミア半島とヘルソン州を結ぶ)チョンガルスキー橋に2回、セバストポリの工場にも3発が着弾している。恐らく、反転攻勢がうまくいかない中、これがウクライナができる唯一のことなのだろう」

ワシリー・ダンディキン
露軍予備役大佐、軍事専門家
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