Военный самолет и вертолеты на авиабазе морской пехоты Футенма, Окинава - Sputnik 日本, 1920
沖縄の米軍基地問題
第二次世界大戦末期に米軍に占領された沖縄には、1972年に日本に施政権が返還されて半世紀以上が経った今も31の米軍基地が残る。総面積は1万8609ヘクタールと沖縄の8パーセントを占めており、全国の米軍専用施設の面積の7割が集中。かつては朝鮮戦争の後方拠点として使用され、現在は中国と対峙する米軍の最前線拠点となっている。沖縄では長年、米兵による犯罪や米軍機の事故、騒音被害など様々な問題に悩まされてきた。これらを背景に、世界一危険といわれる普天間飛行場の名護市辺野古への移設問題では、移設が唯一の解決策とする国とそれでは根本的な問題解決にはならないとする沖縄県が対立を深めている。

沖縄・玉城知事、辺野古承認せず 国、強制力持つ「代執行」向け提訴へ

© AFP 2023 / JIJI Press辺野古新基地の建設
辺野古新基地の建設 - Sputnik 日本, 1920, 04.10.2023
サイン
沖縄県の玉城デニー知事は4日、米海兵隊普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設をめぐり、国が求めていた地盤改良工事の計画変更への承認について「期限までの承認は不可能」と回答した。国は強制的な効力を持つ「代執行」に向け、5日も提訴する。日本の各メディアが伝えた。
辺野古移設をめぐっては9月、計画変更を承認するよう国が求めた「是正指示」は違法だとして県が起こした裁判で、県側の敗訴が最高裁で確定。玉城知事は同月27日、国の「承認勧告」に対し「期限内の承認は困難」と書面で通知した。これを受け、国はより強い要請である「承認指示」に切り替えた。
共同通信などによると、玉城知事は最高裁判決に背く「不承認」の明言は避ける形で、承認を行わなかった。県幹部からは「司法の最終判断に従うべき」という進言もあがったが、知事の支持団体や議員らから反発する声もあがり、事実上の不承認を決めたという。
国は国交大臣が県知事に代わって承認する「代執行」に向けて、5日にも福岡高裁那覇支部に提訴する。これに勝訴すれば県知事の同意が得られなくても、工事を強行できる。
沖縄国際大学大学院 前泊博盛教授 - Sputnik 日本, 1920, 02.10.2023
沖縄の米軍基地問題
【視点】「日本政府は防衛費増額より、戦争にならない環境に尽力すべき」沖縄国際大学大学院 前泊博盛教授に取材

長年の対立

住宅街に隣接し「世界一危険」といわれる普天間飛行場の辺野古移設を巡っては、移設が危険性を除去するための唯一の解決策とする国と、それでは根本的な解決にならないと主張する県が、長年の対立関係にある。
玉城知事は先月18日、スイス・ジュネーブの国連欧州本部で開かれた国連人権委員会に出席し、「沖縄の有権者の反対にも関わらず、日本政府は新基地建設を強行している」と訴えた。
一方、同じ会議の場で日本政府代表は答弁権を行使。「沖縄における米軍駐留は、地政学的理由と安全保障上の必要性に基づいており、差別的意図はない」と説明した。米軍基地をめぐる日本国内の対立を世界に知らしめる形となった。
関連ニュース
【視点】港湾と空港のインフラ再整備 日本が追う2つの狙い
【視点】沖縄県民VS辺野古基地 憤慨は当然 だが、なぜ状況は永遠に変えられないのか
ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала