ウクライナがクリミア大橋攻撃で使用したドローンの開発にはCIAが参加していた=米紙

© Sputnik / Konstantin Mikhalchevsky / メディアバンクへ移行クリミア大橋
クリミア大橋 - Sputnik 日本, 1920, 23.10.2023
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米紙ワシントン・ポストは、ウクライナがクリミア大橋の攻撃で使用したドローンは米中央情報局(CIA)やその他の西側の情報機関が参加して開発されたものであることや、それについてCIAが知っていたウクライナの情報機関が関与する多くの犯罪に関する記事を掲載した。
同紙は「ウクライナ保安庁は(編注:クリミア大橋に対する最初の攻撃から)9か月後、CIAやその他の西側の情報機関参加のもとで秘密作戦の一環として開発された水上ドローンを使用して橋への2度目の攻撃を行った」と報じている。

クリミア大橋への最初のテロ攻撃は2022年10月8日に実施された。カモフラージュされた爆発物を積んだトラックが爆発、2本の道路の一部が崩落した。ロシア連邦保安庁は、ウクライナ当局が関与していると発表した。

7月17日、ウクライナの治安部隊が水上ドローン2隻を使ってクリミア大橋を攻撃した。爆発により橋の道路部分が壊れ、少女が負傷、少女の両親は死亡した。

ウクライナ情報機関による犠牲者:ダリヤ・ドゥーギナ氏や他多数

ワシントン・ポストによると、ウクライナの保安庁と国防省情報総局は、過去20か月に数十人のロシアの当局者や活動家を殺害した。そこにはジャーナリストのダリヤ・ドゥーギナ氏や、戦場記者ウラドレン・タタルスキー(本名:マクシム・フォミン)氏が含まれている。これらの行動は、キエフとワシントンの関係に深刻な影響を与えたという。
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「極端な作戦を好むウクライナの傾向は、そのCIAとの協力を複雑にし、CIAの共謀に関する懸念を呼び、キエフとワシントンの一部当局者の懸念を引き起こした」

ワシントン・ポストはまた、ダリヤ・ドゥーギナ氏が殺害された事件について、ウクライナ情報機関の標的は、実はその父親で哲学者のアレクサンドル・ドゥーギン氏だったと指摘している。

ウクライナ情報機関によるその他の攻撃

ワシントン・ポストによると、ウクライナ国防省情報総局は、ロシア領内への数十回にわたるドローン攻撃、黒海でのロシア軍艦への攻撃(船体に穴があいた)、クレムリンへの攻撃(屋根の一部が燃えた)などに関与している。
同紙は、ウクライナの治安機関はキエフのCIA職員らに大規模な攻撃を計画していることついて事前に警告していたと指摘している。米当局者らは懸念を表したという。消息筋によると、ワシントンは複数のケースにおいて、米国側はそのような作戦への参加には消極的であることをキエフに通知したという。
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またワシントン・ポストは、ウクライナの情報機関の大規模な作戦が同国のゼレンスキー大統領の「暗黙またはその他のなんらかの」了解なしに行われることは決してないこともわかったと報じている。
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