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日露交流年に際して、素晴らしいプロジェクトがもう一つ誕生した。それは人形劇場「エトノスカスキ(民話)」である。この劇場は、民話を通じて子どもたちに世界の様々な民族の文化を紹介し、同時に人類共通の価値感を伝えるために設立された。レパートリーの最初の作品となったのは、日本の有名なおとぎ話「花咲じいさん」をモチーフにした人形劇「梨は上に、梨は下に」である。
スプートニク:チームを作るのに、どこでどのようにしてメンバーを見つけたのですか?
ノヴィコワ氏:「モスクワの日本文化愛好家の生息地に8年間暮らす中で、私は日本をテーマとするほぼ全てのイベントを訪問し、多くの人と知り合いました。私たちの共通点は、日本、人形、そして芸術を愛していることです。より正確に言えば、最初に志を同じくする人たちを見つけ、そのあとで人形劇場のプロジェクトが生まれたのです。現在、このプロジェクトには5人のプロの人形劇俳優がいて、彼らが順番に出演しています。」
スプートニク:あなた達の人形劇では、人形も装飾も、とても日本らしく見えます。どうすればそのようになるのですか?
ノヴィコワ氏:「装飾、セット、人形は全て、私たちの手作りです。私は昔から紙、生地、ビーズなど様々な素材を使って作品を作っていたので、私にとっては難しいことではありません。また、メンバーには本物の人形作家がいます。彼女は衣装デザイナーの経験を持ち、長い間、人形製作のアトリエで働いていました。必要な道具や素材は私が日本から持ってきています。また、日本在住の友人も素材調達を手伝ってくれています。」
スプートニク: 観客の子どもたちはの反応はどうですか?
「エトノスカスキ」は移動劇場であり、独自の劇場の建物や固定の場所があるわけではないが、プロジェクトの参加者には才能、熱意、創造力、冴えた腕、他国のフォークロアに対する愛を観客と分かち合いたいという熱い想いがある。