新たな「ボレイ」型第4世代原子力潜水艦、近いうちにもロシア太平洋艦隊に引き渡しへ=露紙

ロシア海軍太平洋艦隊に近いうちにもボレイ型戦略任務ミサイル潜水巡洋艦「クニャージ・オレグ」が引き渡される。当初、このボレイA型第4世代潜水艦は北方艦隊に引き渡される見込みだったが、国防省の計画が変更になった。ロシア海軍および太平洋艦隊の司令部関係者がロシア紙イズベスチヤに語った。
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「クニャージ・オレグ」の拠点となるのはカムチャツカ。契約によると、2020年に艦隊に引き渡される。

「ボレイ型」を近代化したボレイA型には、16基の潜水艦発射弾道ミサイル「ブラヴァー」を装備したミサイルシステムが搭載されている。

太平洋艦隊への引き渡し

イズベスチヤ紙によると、結果的に太平洋艦隊には最新の「ボレイ型」3隻が加わる。

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太平洋艦隊には21隻の潜水艦(弾道ミサイル原子力潜水艦3隻、巡航ミサイル原子力潜水艦5隻、多目的原子力潜水艦5隻、ディーゼル潜水艦8隻)が所属。

ロシア海軍は合わせて69隻の様々なタイプ、用途の潜水艦を保有。

「ボレイ」型の歴史

潜水艦隊の近代化は、2027までの装備国家綱領に従って行われている。

同綱領は、「ボレイ」型巡航ミサイル搭載潜水艦を少なくとも8隻建造し、ロシア海軍に加えることを規定している。

「ボレイ」型の1番艦K-535「ユーリー・ ドルゴルーキー」は、2012年に北方艦隊に納入された。

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2番艦のK-550「アレクサンドル・ネフスキー」は2013年に就役、太平洋艦隊に加わった。

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3番艦のK-551「ウラジーミル・モノマフ」は、2014年に太平洋艦隊に引き渡された。

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4番艦の「クニャージ・ウラジーミル」は2017年11月17日に進水、2019年中に北方艦隊に加わる予定。

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2014年~2016年には、さらに「ボレイA型」の近代化された潜水艦「クニャージ・オレグ」、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(太平洋艦隊に引き渡される見込み)、「インペラートル・アレクサンドル3世」(太平洋艦隊に引き渡される見込み)、「クニャージ・ポジャールスキー」(北方艦隊に引き渡される見込み)の4隻が起工された。4隻の潜水艦は現在も建造中。

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