バイデン大統領はサウジアラビアで行われた記者会見の中で、米国内のガソリン価格は連日低下し続けている、とコメントした。そして劇的に価格が低下するのは2週間後になるとの見方を示した。
先にバイデン大統領はガソリン価格低下に向けて連邦税の徴収停止を発表していた。
バイデン大統領はサルマン国王と原油供給の強化に向けて議論を行ったという。会見の中で大統領は、米国への供給拡大に向けてあらゆる手を尽くしていると強調した。バイデン大統領によると、サウジアラビア側は問題の重大性と危険性を理解しているという。
現地メディアによると、サウジアラビア政府と米国政府はエネルギー問題、投資、宇宙開発、通信、保健など、18項目からなる協力協定に署名したという。
ホワイトハウスによると、サウジアラビアは7月と8月に予定していた原油の掘削量を50%引き上げることを約束したという。これにより、原油市場は安定に向かうと期待されている。
またバイデン大統領はムハンマド皇太子が反体制派のジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏の暗殺に関与したとし、サウジアラビアを国際社会から追放すると先に約束したことについては、こうした発言を行ったこと自体は後悔していないと強調したほか、皇太子との会談では同氏がジャーナリストの殺害に関与したとする主張を再び展開したという。これに対し、皇太子は容疑を退けた。
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