ザポロジエ原発の安全性を巡る状況

露仏首脳が3か月ぶり電話会談 ザポリージャ原発への視察団派遣の重要性で一致

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は19日、フランスのエマニュエル・マクロン大統領と今年5月末以来約3か月ぶりに電話会談し、ウクライナ南部のザポリージャ(ザポロジエ)原発への国際原子力機関(IAEA)の視察団を派遣することの重要性で一致した。クレムリン(露大統領府)とエリゼ宮(仏大統領府)がそれぞれ発表した。
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プーチン大統領は会談で、ザポリージャ原発へのウクライナ軍による砲撃は大惨劇をもたらしかねないと指摘。ロシア側はIAEAの視察団に必要な協力する用意があると明らかにした。
マクロン大統領もザポリージャ原発の状況による原子力安全のリスクに懸念を表明し、国連やウクライナが認めた条件のもと、IAEA視察団のいち早い派遣を支持した。また、この問題に関して専門家と協議したのちに、マクロン大統領は近日中に再びプーチン大統領とコンタクトを取るとしている。
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ザポリージャ原発はドニエプル川左岸に位置する。2月のロシアのウクライナにおける特殊軍事作戦の開始直後からロシア軍の統制下となっており、ドニエプル川を挟んでウクライナ側と対峙する最前線に位置している。露国防省によると、ザポリージャ原発は7月下旬から8月にかけて複数回にわたってウクライナ側からの砲撃を受けていた。
ロシア側は一連のウクライナ側の原発への攻撃を「核惨事をもたらしかねない原子力テロ」と呼び、国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシー事務局長による公平な調査と報告を求めている。
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