ザポロジエ原発の安全性を巡る状況

ザポリージャ原発 IAEA調査団「必要な限り留まる」=グロッシ事務局長

国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長は2日、IAEA調査団は必要な期間に限りザポリージャ(ザポロジエ)原発に留まるとし、2人の専門家が常駐すると発表した。
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軍の撤退後、調査団もザポリージャ原発から撤収するのかという質問に対し、グロッシ氏は「IAEAは必要な期間に限り留まる。撤収はしない」と回答。IAEAの査察官2人が常駐すると発表した。
グロッシ氏は、IAEAが現在ザポリージャ原発に常駐することの重要性を強調。「永久に留まることがないことを祈る。そう遠くない将来、この原発が一般の所有者やオペレーターによって正常に機能する日が来ることを願う。我々はこれまで通り定期的に訪問する」と締めくくった。
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またグロッシ氏は、ザポリージャ原発の視察について、6日に国連安全保障理事会に報告すると明らかにした。
9月1日、IAEAのラファエル・グロッシ事務局長が率いる調査団がザポリージャ原発に到着した。現地では、ロシア国営の原子力企業「ロスアトム」代表団の団長と同原発の職員がIAEAの調査団を案内し、調査団はウクライナ軍による砲撃の被害を受けた原発区域を確認したという。
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