保守党党首選でトラス氏は8万1300雹を集め、この結果、6万0400票を獲得したスナク前財務相を追い抜き、勝利を手にした。
英新首相の座が確定したトラス氏は、近日中にも高騰した電気料金の問題に取り組み、税金の値下げを行うことを選挙公約に掲げていた。
英国労働党のキア・スターマー党首はトラス氏の次期首相選出に祝辞を出す一方で、英国にとって新たなスタートを切ることができるのは労働党を置いて他にないとする声明を表した。ターマー労働党党首はツイッター上に次のようなコメントを表している。
リズ・トラス氏の英国次期首相の選出に祝辞を述べた。だが、12年にわたるトーリー党政権の後で我々が示すことができるのは、この党がもたらしたのは低賃金、物価高、生活費の危機だけだったということだ。この国が必要とする再出発を行うことができるのは労働党を置いて他にない。
英テレビ・スカイニュースは先に、ジョンソン英首相の新党首の権限委譲は9月6日以降になる見込みが高いと報じていた。ジョンソン首相は2019年にテリーザ・メイ氏の後任として首相に就任したが、ジョンソン氏への不信任を表明する閣僚の相次ぐ辞任により、7月7日、首相及び保守党党首の辞任を発表した。当初、9月7日に行われると見られていたジョンソン氏とトラス新党首とのスコットランドのバルモラル城での英エリザベス女王との謁見は、明日6日に実施される見込み。
ジョンソン首相の後継を決める与党保守党党首選には11人の議員が出馬を表明し、9人がふるい落とされた。決選投票では、現在およそ20万人いる全党員によって、最終候補者2人のうちから勝者が選ばれた。投票は郵便で行われた。
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