ウクライナでの露特別軍事作戦

「EUは結果について深く考えていない」 EUのウクライナ軍事支援により欧州全体が危険に=ロシア外務省

欧州連合(EU)はウクライナへの軍事支援の結果を深く考えず、紛争を長引かせ、それにより欧州全体の安全を危険に晒している。ロシア外務省のアンドレイ・ルデンコ次官がスプートニク通信に語った。
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ルデンコ次官によると、一部EU諸国はすでにウクライナ軍の訓練に携わっており、それについてジョゼップ・ボレル欧州外交部長は、8月30日にチェコ・プラハで行われた非公式EU国防大臣会議の総括として公にした。同会議ではEU訓練専門家チームの創設の可能性について協議された。ルデンコ氏は、EUはウクライナへの現在の武器供与に加え「ウクライナでEU主導によるEU諸国の軍事活動の整備を目指している」と指摘する。

「(EUは)結果について深く考えていない。ボレルは外交とは何の関係もない好戦的な発言を続けている」

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ルデンコ氏は、EUはウクライナの平和への投資は望んでおらず、紛争長期化路線を維持し、ロシア国境付近の緊張の火種を作るというシナリオを実現している、と語る。同氏は「これらはすべて極めて危険だ」と指摘。

「ウクライナに供与された武器で民間人、女性、子どもが殺されている。銃砲撃の結果、民間インフラが崩壊している。攻撃はザポリージャ(ザポロジエ)原発を含む重要施設も標的にしている。欧州大陸全体の安全が危険に晒されている」

EUとウクライナは5日、EUがかねてからウクライナに約束して支援の一部として、5億ユーロ(約705億円)相当の融資プログラムに調印した。
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