西村氏は「ロシア以外のLNG産油国から、あるいはスポットマーケットからの代替調達、必要に応じた需要の抑制など、あらゆる手段を通してLNGの安定供給の確保に努めていきたい」と述べた。ロシアのプーチン大統領は5日、「サハリン2への参入希望者は多い」が「同ガス田からの資源配分問題は、運営者の事業など、ロシアの履行義務に関係しており、採掘量の大部分が日本や韓国に送られる」と述べた。ロシア政府はこれより前、サハリン2の新事業者である「サハリンエナジー」における三井物産と三菱商事の参画を認めた。同新事業者とは日本の東京ガス、JERA、東京電力、中部電力、九州電力がすでにLNG調達に関して再契約を結んでいる。