ウシャコフ氏は次のように述べている。
「イランが正式加盟国になるために必要な条件に関する覚書の署名が行われる。つまり、そうした条件を満たせば、イランが来年インドで開かれる次期サミットから正式加盟国として参加することになる。8大国ではなく、9大国になるのだ」
イランはこれまでに、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカから成るBRICSにも加盟を申請していた。
SCOは2001年に中国・上海で創設された多国間協力枠組み。現在の加盟国はインド、カザフスタン、中国、キルギス、ロシア、タジキスタン、パキスタン、ウズベキスタンの8カ国。このほか、アフガニスタン、イラン、ベラルーシ、イラン、モンゴルがオブザーバーとして、アゼルバイジャン、アルメニア、カンボジア、ネパール、トルコ、スリランカもパートナー国として参加している。
イランの正式加盟に向けた動きは2021年サミットから始まっているほか、ベラルーシも今年、正式に加盟申請を申請した。エジプトやカタール、サウジアラビアをパートナー国として受け入れる方向で対話が進むなど、SCOはアジア・ユーラシア大陸全体に広まっている。
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